2008年05月25日

直向きに


行ってきました。

気持ちも練習も「ひたむき」にやってきた者の大体が勝利を得る、勝利を得る事が出来なくても「ひたむき」にやってきた者は会場で見ていた人々の心を動かしてしまう、あの空間へ。

何箇所かに分かれている控え室の何処からも、勝つ為の熱気と異様に昂ぶる気持ちを抑えようとするオーラが、静かに確実に流れ出ている。

そして控え室を出た通路では、抑え込んでいた気持ちを放出、と同時に戦う事への恐怖心を拭いさる為に、爆発するかのごとくミット撃ちなどを行う選手の姿と、気合の声、打ち込むパンチの音が響いている。

試合が始まると会場裏の蒸し暑い通路は、戦いへの緊張感が体感温度を低く感じさせる。
その空気が何処へ通じる廊下にも充満している。

なぜか息苦しく感じて控え室へ逃げ込む。
緊張と恐怖心が支配している部屋の中、それに打ち勝とうとあえて和気藹々に勤めている。

花道に向かう暗幕の裏のたまり。
そこにはもう邪心はなにもなく、迷いも無い 「無の空間」
あらゆるものを振り切り、腹を据え覚悟を決めたファイターを中心にしてセコンド達が取り囲む。
そのシルエットはとてつもなくかっこいい!

そんな「あの空間」が私は好きです。
あそこに行くたびに、「あぁ、自分ももっとひたむきに物事に取り組もう、あの若者達のように」と思い会場をアトにします。
今日から気持ちも新たに「エスプレッソ」に取り組もうと、もっとひたむきに・・

エッ? 試合結果ですか?
エヘヘヘッ、負けちゃいました。
すみません、やっぱり優勝候補は強いです。
言い訳でしたね、直向きさがたりなかったのでしょうね、セコンドも。


  


Posted by アボ at 08:25